「今、立ち上がってリスクを取りなさい」 アドバンサー株式会社 代表取締役 藤田純【後編】
今回の記事はアドバンサー株式会社代表取締役 藤田純社長へのインタビュー【後編】です。【前編】に引き続き内容が濃い記事になっています。
是非、【前編】の記事もご覧ください!
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社長の過去について
ー藤田社長自身のことをお伺いしたいと思います。大学時代にはまっていたことはありますか?ー
藤田:大学はね、バイクだね!というより、スピードに乗ることが好きだったのかな?とにかく人を抜かすのが好きだったんです(笑)あとはバイトですかね!クア・アイナっていうお店で働いていて、お客様に喜んでもらえるのも楽しかったし、業務をこなす中で最速のオペレーションを目指してみたり、とにかくスピードが好きだったんですね(笑)
ー効率を極めることが好きだったんですね!ー
藤田:そうだね!ひとりで何個のタスクまで出来るとか、勝手に自分で実験していました(笑)
大学時代はあまり褒めれるものがないですね。でも、今思えばその時に有意義な時間じゃなかったからこそ、ダラダラと生きていた自分から早いうちに目を覚ますことができたかな。ダラダラと過ごした大学時代の自分に満足していたら今の自分にはなっていなかったかもしれないです。あのまま大企業の中で働いていたと思います。ましては10ヵ月で会社は辞めなかったかもしれない。
なにか留学していたわけでもなく、頭のいい大学を出ていたわけでもない。が故にここまで上り詰めているって思う。まだまだ勉強しなきゃって思うし、世の中には優秀な人が山ほどいる。自分が一番だって分かってないからこそ、自分よりも優秀な人に動いてもらおうと思っているし、そういうとこにもつながっていますよね。
ーもし、大学・高校に戻れるとしたら何をしますか?ー
藤田:息子がどういう風に生きてほしいかって考えならありますね。父親としては、息子が中高になるまでは口は出さない。母親の言うようにやっていればいいかなと思っている。で、息子の大学は海外に行かせたいですね。もしくは慶應。なぜかというと、学生起業家がめちゃめちゃ多くて、そこに身を投じることで、いかに起業が身近なことなのかということを実感してほしいなって思う。でもやっぱり海外の大学に進んでほしいなって思っていて、国内の市場を見てほしくないと思っているのね。
日本って恵まれている国で、日本で起業すれば、そこそこはうまくいくんですよね。人口も豊かで、生活環境も豊かで、国もバックアップしてくれるんです。日本の市場しか見てないから、日本の企業って日本が飽和したから海外に進出しようとするのね。でもシンガポールとかイスラエルとか、世界を動かさんとしている国の思考って、そもそも製品作ったりサービス作ったりするときに目を向けるのが世界の市場なんですよね。
どう受け入れてもらえるか。そう考える。何故かというと、国内に市場がない。イスラエルなんかは他国から攻め込まれていて、財力もある状態でない。でも国として力をつけなきゃいけない。そういうときに世界に目を向けるんですね。そういった人たちを見ているとすごいなって思って。最初から世界に目を向けてマーケットを牛耳っていくという時点で、思考の次元が2.3つくらい違うんですね。そういう世界を肌で感じ取ってほしいなって。
大学は、だから海外がいいかな。特に色んな国から人が来ているシンガポールはいいと思っている。でも、早いうちから起業させるか否かについてはまだ答えが出ていなくて。最初はさっさと起業した方が色々失敗を経験できるし、若さのメリットを存分に使えるので。前はそう思っていたけど、最近色んな経営者たちと会うにつれて、楽天やリクルートなど大手を経て、様々なノウハウを学んでから経営者の道を進むのも悪くないなと思うようになってきたんです。それに関しては悩み中かな。
社長の考える今後
ー藤田社長が考える今後の社会動向はありますか?ー
藤田:恐らく、これからくるのはブロックチェーン。ブロックチェーンって社会の構造を変えていく存在で、中央集権というのが今の社会の在り方ですね。誰かが中心となって物事が回っているんですけど、ブロックチェーンはそれを変えていく仕組みなので、ビジネス、国など物事の形を変えていく考え方なんですよね。これに全て準ずるのではないのかなと。代表取締役なんかもなくなると思うし、かといってフリーランスでもない、第三の組織なんかが構成されていくのかなって。
それが僕が描く2023年に向けたワンハンドレッド構想で、それぞれにチャプターがあって、そのチャプターが全員経営者。アドバンサーという会社はそれぞれの組織をバックアップしていくプラットフォームでしかない、こういった組織になっていくんじゃないかなと。完全に独立するわけでもなく、かといって組織にぶら下がるのでもなく、それぞれが主役になり、その主役を繋げる場が会社もしくはプラットフォームと呼ばれるのかもしれない。これが近い未来くるであろう。これらは、僕の考えではなく、優秀人たちの考えを寄せ集めてアウトプットしてますので間違いないと思います(笑)
これから社会に羽ばたく学生へ
ーベンチャーへ行きたいとか、起業したいと思っている学生たちに今読んでおいてほしい本とかってありますか?ー
藤田:『成功者の告白』っていう神田さんの本があって、それはフィクションなんだけど、実際の体験を元に作られていて、経営者が創業してから5年で起こることをストーリー化しているんだよね。波、起こりうる内容、外敵環境などは驚くほど現実的で、起業とはなんぞやを知りたければ、この本を読めばある程度分かるよ。
ー最後に、20卒やベンチャー思考の人たちへメッセージをお願いします!ー
藤田:受け言葉なんだけど、「今、立ち上がってリスクを取りなさい」ですね。実は60歳を超えるシニア経営者たちを前に、こんな言葉を投げかけていた方がいて、「世界を変えるには、立ち上がってリスクを取ってください」。それを聞いていた私は「今からですか!?」って思った。おそらく聞いていたシニアの方々もそう思ったと思う(笑)
でもその人自身が年齢関係なく挑戦し続けている偉大なシリアルアントプレナー、説得力がありましたね。
60を過ぎた人たちが、今からリスクを背負うのなら、20代の若者や僕らが背負うリスクなんてちっぽけなものなのだと.......そう思いました!
これでインタビューを終わりたいと思います!ありがとうございました!
●参加したメンバーからの感想
社長ってカッコ良いものだと思っていたが、実際は下っ端もいいところなのかという事実が印象的でした。
その中で藤田社長は、様々な人や本などの経験を積み上げて今の企業理念を創り出し、会社を成長させていく姿に感動しました!
今回のインタビューで、藤田社長について今まで知らなかったことも聞けて嬉しかったです!特に「大学生活と自分に満足していたら、今の自分はない」がわたしにとっては印象的でした。社長のお人柄に触れて、ますますこの会社で働くことが楽しみになりました!
【藤田社長インタビュー】
文責:岡部
参加メンバー:長谷川、米山、岡部、髙橋
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皆さん、ここまで読んでいただきありがとうございました!
藤田社長のインタビューはこれで以上となります。
皆さんにとって有意義な情報は得られたでしょうか?
さて次回は
平成18年に「通信業界特化型の販売促進支援」を目的として設立し、今期で11周年を迎えた
株式会社 グッド・クルー(GOODCREW)代表取締役
堀 哲郎社長
にお話を伺ってきました!!
グッド・クルーを立ち上げる前にモバイルショップの店長、そしてカフェの立ち上げ等さまざまな経験をされてきたという堀社長。
経験をたくさんされてきたからこそ分かるベンチャー企業のリアルや面白さについて次回から盛りだくさんな内容でお届けしていきます。
株式会社グッド・クルーのHPはこちらをクリック!
次回のブログは【12月11日】です。
※アドバンサーについてさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!
・HP
会社概要
社名:アドバンサー株式会社
英文名:Advancer inc.
代表取締役:藤田 純
資本金:20,000,000円
【 MAIN OFFICE】
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷
【本社所在地】
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-8-20 自由が丘 ビル 1階